こんにちは。
1K6畳で読書に勤しむ翠です。
1つ前の投稿にもある、ベトナム旅行に行った際、
帰りの飛行機で読了したのが、窪美澄さんの
「やめるときも、すこやかなるときも」です。
何のきっかけでこの本を買ったのかは、
もう覚えていないのですが、
積読本の中からなんとなくこの本を連れて行きました。
タイトルから、結婚に関わるストーリーなんだろうとは
思っていて、
想像では勝手に、
「結婚した後にどちらかが病んでしまい、
苦しい中で結婚生活を続けるかどうか」という話を
想像していました。
実際のあらすじ
過去の恋愛のトラウマで、年に1回一定期間
声が出なくなる家具職人の男性と
これまで一度も恋人がいたことがなく、
家庭環境に苦しんでいる女性の、恋愛小説です。
出会ったすぐに、「この人と結婚する」
と勝手に決断する女性。
「この人すごいな、、」とちょっと引きつつも、
彼女のペースに不快感なく飲み込まれていく男性。
屈折した部分のある大人同士の恋愛ですが、
しっかりと相手と向き合うという経験が少ない二人の
不器用なつながりが、
ものすごく繊細で柔らかくて、じれったくて、
温かい目で見守りたくなる一冊でした。
結婚相手と出会うのは運命?
20代後半、すでに結婚ラッシュ2回目の波が来ている
私の周りでは、独身女子が集まると決まって、
「自分にマッチする運命の相手はどこにいるんだ?」
という話をする人がいます(笑)
かなり前に流行った、西野カナさんの
「もしも運命の人がいるのなら」の歌詞がが
そのまま現実になっている女子が溢れるほどいるのです。
この曲がはやった当時、私はまだ高校生でした。
「まぁいつか出会えるっしょ」くらいの
スタンスだった私ですが、
気が付いたらちゃんと適齢期を迎えておりました(笑)
私自身はあまり、運命を信じていないので、
絶対この人だ!という気持ちになることに対して、
あまり理解ができないでいます。
ただ、「この人と結婚しよう。一緒にいよう」という
覚悟が、明確な理由がなくても決まる瞬間がある
ということは、この小説を読んでいると
なんとなくわかる気がしました。
年齢を重ねた大人の恋愛について
この小説の主人公2人と、年齢が近い大人の男女の
恋愛・結婚を表現した小説に、
「傲慢と善良」があります。
こちらも、不器用な性格から今期を逃した二人の
リアルな婚活小説です。
良い意味でも悪い意味でも、人生経験とともに、
自分の中で譲れない条件や、
自分のことを可愛く思う気持ちは増強されていきます。
きっとどちらの小説も、
周囲や自分と環境は少し違うけど、
自分と重ねることができるシーンがたくさんあって、
共感できる物語だと思います。
結婚がしたいけどできない
一人は寂しいけど結婚まで望んでいるのかはよくわからない
そういう大人たちにとって、
ちょっとどんくさくても、彼ら彼女らなりの
幸せを見つける小説に出会えることで、
ふっと心が軽くなる感覚がある気がしました。

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