『大人の趣味』と聞いて、
みなさんはどんなものを思い浮かべますか?
高校時代に英語の先生が、
「日本人がいう趣味は
・寝ること
・食べること
など、当たり前に生活の中で行うことを挙げがち。アメリカやイギリスでは、
教養を磨くための趣味が主流だ。
だから絵画や美術館めぐり、観劇やスポーツなど、趣味のジャンルが幅広いんだ」
と教わりました。
私は小さいころから茶道が好きで、いまも細々~~~とお稽古に通っています。
始めたのが小学生の頃なので、ブランク抜きで10年続けています。
正直、お稽古に行くたびに、お点前(お茶をたてる前の流れ)は忘れていて、
毎回初めからから先生に教わってばかりです。
茶道を習ったことがない方の前で、「趣味は茶道です」と話すと、高確率で
「すごいね💦」と言われます。
だけど、茶道を習うって、私くらい初心者のレベルだと
全然すごくないんです。
先生を見つけて、お月謝を払えば、おそらく誰でも茶道は習えます(笑)
中には、許状やお免状など、資格みたいに取得される方もいますが、
ただお稽古に通うだけであれば特にハードルなくできます。
最近は、私と同世代で茶道を習い始める
人も増えているみたいで、嬉しい✨
1杯のお茶をたてるのにこんなにたくさんの決まりごとがあるのか!
と、毎回新しい発見があって驚かされます。
私は学生時代、茶道部に所属していて、その時は薄茶と和菓子をセットで楽しんでいたのですが、最近になって、実はお茶会では、薄茶に和菓子は合わせない⁉ということを知りました。
和菓子が出てくるのは、お濃茶というドロッとした文字通り濃いお抹茶のとき。
初めてお濃茶を飲んだ時は、少し動揺するくらい苦くて、これは慣れないかも、、
って思っていたけれど、大人になるにつれてあのお濃茶の濃さが、特別素敵な1杯に思えてきて、
勝手に、より大人な女性になった気分を味わっています(笑)
今年は初めて楽茶碗の美術館に行ってきて、お茶の中でも茶器について、
少しずつ知識を深めたいなと秘かに考えています。
茶道を始めると、お茶のことはもちろん、茶碗・お棗・お茶杓、お花を生けるための
花器や、お花本体、着物や掛け軸の書など、日本文化をまとめて楽しむことができます。
それだけ覚えることが多くて大変といえばそうだけれど、別に覚えていなくて誰かから
怒られるということもないので、その都度純粋な気持ちで楽しもうと思っています♪
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