人生で初めて、バンドのライブに行ってきました。
早い人だと高校生のころから一人で参戦していると聞きますが、
私は正真正銘の陰キャタイプ。
バンドのライブには“陽キャの光”を感じすぎて、
まぶしくて見られない……そんな気がして、なかなか踏み出せませんでした。
それでも音楽はずっと好きで、
中学生のころは東京事変に夢中になり、
父の車の中ではアヴリル・ラヴィーンやオアシスを歌いながら過ごしていました。
洋楽のリズムや英語詞の響きに惹かれていたんだと思います。
そんな私が高校生のときに出会い、
ずっと聴き続けているのが「I Don’t Like Mondays.(通称:アイドラ)」です。
最初はYouTubeで偶然見つけた “Tonight” のMV。
大人っぽい世界観とメンバーの色気に、中学生ながら完全に心を奪われました。
当時の彼らは20代のはずですが、
今の私と同年代だと思うと、あの成熟した雰囲気がすごいなと思います。
アイドラの魅力は、海外っぽいリズムの心地よさと、
おしゃれで洗練されたMV、
そして何よりユウさんの高音の美しさ。
聴いていると、心が自然とリズムに乗っていく感覚があります。
そんなアイドラを久しぶりに検索した日、
たまたまZeppツアーの一般発売が始まったばかりで、
これはもう運命だと思いました。
勢いのままチケットを2枚購入。
「誰か誘えるだろう」と軽く考えていましたが、
なかなか一緒に行ってくれる人が見つからず……。
ところが1週間前、インスタを見ていたら、
たまたまアイドラをフォローしている友人を発見。
ダメもとで声をかけたら、快く一緒に行ってくれることになりました。
当日までは、「どんなファン層なんだろう」「何を着ていけばいいんだろう」
「にわかファンって浮かないかな」など、いろいろと緊張。
でも会場に着いてみると、
おしゃれで落ち着いた雰囲気の方が多くて、
“アイドラを好きな人たち”の世界がとても心地よく感じられました。
照明が落ちて、最初の音が鳴った瞬間、
胸の奥が一気に熱くなりました。
ドラムの振動、ギターとベースの響き、
ユウさんの声が空気を揺らすたびに、
“本物の音”が体に入ってくる感覚がありました。
SNSで見ていた手の動きやコールを、
自分の身体で再現していることがうれしくて、
憧れていたライブの空間をついに体感できた瞬間でした。
特に “Tonight”、 “FIRE”、 “Lemonade” のときは、
何度も聴いてきた曲を生で聴けた感動で、
一緒に行った友人と手を握り合いながら震えました(笑)。

唯一の心残りは、グッズのパーカーを買いそびれたこと。
帰ってからオンラインをチェックしたら、すでに完売でした……。
でも、あの夜でしっかり“生アイドラ”の魅力にやられてしまったので、
これからは、ライブ情報を見逃さないようにしようと思います。
そして、まだあまり知られていないこのバンドの良さを、
少しでも多くの人に伝えていけたらいいなと思いました。


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