新しい趣味、と言えるほどではないのですが、
社会人になってからずっと、日本酒が好きです。
休日に蔵をめぐっては、その土地の空気や水の香りに触れる時間が、なんとも心地よく感じます。
お店で飲むよりも、蔵の中を歩くほうが好きです。
麹の香りや、米の種類の説明を聞きながら、
少しだけ“通”になった気がして。
そんなささやかな満足感が、私の中ではけっこう大きなご褒美だったりします。
一人で蔵を訪れることも多いので、
気になることがあるとつい質問してしまいます。
そのせいか、「取材で来られたんですか?」と聞かれることもよくあります。
でも、どの蔵の方も丁寧に教えてくださるので、いつもありがたい気持ちになります。
数年前からは、「御酒印帳」というシール集めも始めました。
各蔵の代表銘柄のシールを貼っていくたびに、
少しずつ、自分の中に“旅の地図”が増えていくような感覚があります。
試飲を重ねていくうちに、自分の好みもはっきりしてきました。
どうやら私は、
・かなり甘口
・うすにごり
・度数はあまり気にしない
そんなタイプのお酒に惹かれるようです。
これまではアクセスの良さで蔵を選んでいましたが、
これからは“甘いお酒を造る蔵”を目的に、少し遠出をしてみたいと思っています。
今いちばん気になっているのは、京都・伊根町の向井酒造さん。
「伊根満開」という銘柄を造っている蔵です。
香り、味、見た目のすべてが、私の好みにぴったり合っています。
伊根町の“日本のベネツィア”というキャッチコピーも素敵ですよね。
海に浮かぶ舟屋を眺めながら、
潮風の中をゆっくり散歩してみたいです。
このブログはまだまだ小さくて、見てくださる方も多くはありませんが、
いつかどなたかが「この蔵、よかったですよ」「このお酒、甘くておすすめです」と
コメントをくださる日を、密かに楽しみにしています。
そのときはきっと、すぐにでも新しい蔵へ出かけてしまいそうです。
画像は、私が蔵めぐりデビューをするきっかけとなった場所です✨🍶


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