最近、ふと転職についての検索をしたために、私のスマホの広告部分は、転職サイト・転職エージェントの案内ばかりが表示されるようになりました。
特にインスタグラムでは、「あなたに合った働き方が見つかる」といった内容の文面をよく見かけます。だいたいの中身は、
・自宅で働ける
・時間の制約がない
・高度なスキルがいらない
・高収入
といった長所があげられています。
世の中で働いている人の多くは、在宅で時間の制約がなくて、高度なスキルがなくても高収入になれる職業を求めているということなのでしょうか、、🙄
本当にそんな仕事があるなら、確かに楽しいのかもしれません。家でダラダラ言われたことをやっていれば遊べるお金も含めた収入が得られるとしたら、素敵ですよね。
実際、私は私の中でどんな働き方を求めているんだろうと思い、考えてみました。そうすると、広告に流れてくるような仕事は、全然私が求める働き方じゃなかった!ということが分かりました(笑)
①仕事はできるだけオフィスでしたい。家事をするために週に1回のペースで在宅勤務をしたい。
少し前に、インフルエンザにかかってしまって、念のため1週間の在宅勤務をしました。
1週間、毎朝夕に仕事の始めと終わりを上司に報告するのですが、そのあとはすべて自分の時間配分で自宅で仕事をします。自宅で仕事をするのは、驚くほど誘惑が多くて、私の理想とは程遠いんだということがわかりました。それに、私は比較的人とおしゃべりすることが好きで、職場の人に仕事の小さな相談や、独り言ベースでもよい雑談をするのが、自分の中のリフレッシュになっているということをとても感じました。在宅だとほとんどのやり取りが社内のチャットになるので、リアルに3日間ほど声を出すことなく過ごすことになりました。4日目の昼間、久しぶりにスーパーに行って、レジの方に、「袋はご入用ですか?」と聞かれた後「お願いします」と答えようとしたら、一瞬声が出しずらいような気がしてショックでした。これは、家に家族がいて日常的に会話をする機会があればまた違うこともあるのだろうと思いますが、独身一人暮らしの私には、かなり寂しい経験でした(笑)
②時間の制約はあったほうがいい
私は、その日その日の終業までに、どの仕事を終わらせるかという計画を、比較的細かくするタイプです。職場のパソコンのデスクトップには、私個人のスケジュール管理表がonenoteに貼られた状態で表示されていて、いつでもタスク管理ができるようになっています。
1日の中でも、午前中にこの仕事、午後からはこの仕事といったように、時間帯によって行う仕事を振り分けています。時間の制約がなくて、自分の好きな時に働くことができる仕事というのは、たしかに魅力的で、自分の意志でメリハリをつけるのが得意な人にとってはすごく良い働き方なんだと思うのですが、1日の就業時間に合わせて計画を練っていく私にとっては、一定の時間の制約があったほうが、計画が立てやすく、楽なように感じました。
③高度なスキルはいらないけど高収入な仕事を見たことがない
スキルがいらない高収入な仕事というと、おそらく世の中の多くの人がやりたい仕事だと思うのではないでしょうか。
よく主婦の方向けの広告で、「初心者歓迎!」「未経験OK」「特別なスキルは不要!」といった広告がありますが、それは本当なのでしょうか。資格や技術がなくても淡々とこなすことができればいい仕事を、これまで色々見てきましたが、その中でも仕事ができて稼いでいる人は、仕事をもらってくるスキル(コミュニケーション能力)がとんでもなく高い人しかいなかったように思います。
いわゆるIQではなくEQが高いタイプ。
このEQの高さを「特別なスキルではない」と認識するのであれば、それは確かにそうなのかもしれませんが、EQが高い人を目指そうと思うと、努力ではどうにもならない、その人からにじみ出る人間性での勝負をしないといけないことが出てきます。私からすると、それって特別なスキル以上にハードルの高いことなように感じます。
結果、IQや資格、何かの技術など、できることが可視化できて、そこに魅力を見出してもらえるほうが、圧倒的に簡単に自分の価値を表現することができ、高収入につながる気がします。
それと私は「時間的に暇で刺激の少ない仕事」があまり得意ではありません(笑)
学生時代に、いろんな仕事を体験したくて、派遣のアルバイトをしていたのですが、お洋服や食品の仕分け作業、人の少ないイベント会場での景品交換の仕事(とにかく暇)や、ショップの店番・棚卸などの仕事は、時間の流れが遅く感じるし、すぐに仕事内容に飽きてしまうしで、ずっとこの仕事をするのは違うな、、と実感しました。
大きな企業だと、会社の中で数年に1度部署異動があり、自分が担当する業務の内容がガラッと変わる経験を重ねます。就職して最初のほうは、異動なんてないほうがその仕事のプロフェッショナルになれて、みんなにとってハッピーなはずなのに、、と思っていたのですが、最近になって、そういえば私は同じ仕事をずっとするのは飽きるタイプなんだった!!と思い出しました🙂
どんな仕事をしたいのか、どんな働き方がしたいのかは、一度自分の中でしっかりと向き合って考えてみるものだと強く感じました。意外と、私と同じように、広告で良く出てくるような働き方には惹かれない人が多くいるかもしれません。
12.自分に合った働き方を模索する

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