最近は趣味の話ばかりだったので、
今日は少し真面目な話を。
この春、大学院の勉強の一環として、初めてIELTSを受験しました。
英語の論文を読む機会が増えてきたこともあり、
「『読む』だけでなく『書く・話す』英語力も鍛えないと
大学院のみんなとのディスカッションについていけないーー」
と思ったのがきっかけです。
受験を決めたとき、まず必要だったのがパスポート。
気づけば有効期限が切れていて、慌てて更新に行きました。
そして次に、受験料。
画面に表示された 27,500円 の数字を見た瞬間、
思わず「高っ」と小さくつぶやいてしまいました。
でも、投資のつもりで申し込みボタンを押したとき、
もうやるしかない、、と胸の奥ですっと覚悟が決まる感覚がありました。
仕事終わりに大学院で英語の勉強をして帰る生活も、
大学院受験の勉強をしていた時みたいで楽しかったです。
申し込みをしてから実際に受験をするまで3週間程度だったので、
そこまで勉強時間を確保できたわけではなかったけれど、
英語で英語の問題に答えるというのが久しぶりで新鮮でした。
試験当日は朝から少し緊張していて、
会場に着くと、まわりには海外留学を目指している学生や社会人の方たちがたくさん。
リスニングの音声が流れ始めた瞬間、
空気が一段と張りつめて、背筋が伸びました。
結果は、トータルで5.0。
4技能の中では、スピーキングだけが 5.5 でした。
正直、思っていた以上に手ごたえがなくて、これはまずいなと。
帰り道は悔しさと疲労感と、小さなチャレンジを終えた達成感が残りました。
同時に、自分の得意と苦手がはっきり見えたことで、
次にどんな勉強をすればいいのか、方向が見えてきた気がします。

“やると決めたら行動が早いタイプ”という話は、
以前「成瀬は天下をとりにいく」の感想でも書きましたが、
今回もその性格がしっかり発揮されました。
パスポートを更新して、受験料を払い、
気づけば試験日が決まっていて。
でも、その勢いがなかったら、きっと今も“いつか受けよう”で止まっていたと思います。
勉強は地道な作業の積み重ねですが、
ひとつの試験を通して、自分の弱点や課題が明確になると、
不思議と前向きになれるものですね。
結果よりも、「やってみた」という事実が、
いちばんの収穫だったように思います。
半年後の春、もう一度挑戦する予定です。
今回のスコアを出発点として、
どこまで伸ばせるか、自分なりに楽しみながら取り組みたいと思います。


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