大学院の勉強を活かす
なんどかこのブログにも書いていますが、私は現在大学院に通っています。
研究テーマを詳しく書くことはありませんが国際分野にあたるため、英語の論文を読まないといけないことがとても多いです。正直、大変です…(笑)
大学生になるまでは英語に苦手意識はなく、どちらかというと成績も良い方でしたし、センター試験(いまは共通テストですね)は満点を取りました。(ただの自慢です、すみません)とはいえ、長文読解はセンター試験レベル以上の文章を読む経験がほとんどなかったので、今のような何十ページもある論文をチマチマ読んでいく作業はストレスこの上ないのです☹️
そんな心が折れかける日々の中で初めて“日本人の先生が書いた英語論文”を読む機会がありました。(これまでは日本人の先生=日本語論文のイメージでした)そしてタイトルの通り「日本人が書く英語って読みやすい!」という発見をしました。文法の組み立て方や馴染みのある単語の選び方が、私たちが学校で学んできた英語に近いからなのか、ネイティブ研究者が書いた論文よりも格段に読みやすいのです。
単語を検索しながら読み進めるしんどさ
最初の頃は「ChatGPTさんに全文ちゃちゃっと和訳してもらえばいいや!」と思っていたのですが、意外とそれではどうにもならなくて…
というのも、たとえ和訳をもらったとしても、その日本語が本文のどの部分に対応しているのかわからないとラインを引くことすらできず、結局は英文を少しずつ分解して読むしかありません。
そんなとき助けられたのが「DeepL」でした。アカウントを作れば無料でもかなりの文量を翻訳してくれますし、和訳文の一部を選択すると英文側の該当箇所をハイライトしてくれるので「いまどこを読んでいるのか問題」が一気に解決できます。もし「このアプリ知らなかった!」という方がいれば下にリンクを置いておきます(PRでもなんでもないです(笑))。
DeepL翻訳:高精度な翻訳ツール
10ページの論文を丁寧に読むだけで80〜100個ほど、うまく訳せない単語が出てきます。私の語彙力の乏しさが露呈します…(笑) つい最近IELTSを受けてショックを受けたばかりなので、「論文を読み続けていればIELTSの成績も上がるのでは…?」と淡い期待を抱きながら読み進めています。
日本人の先生が使っていてわかりやすかったフレーズ
読み進める中で「ここも違うんだ!」と驚いたのが、接続表現の使い方でした。たとえば Therefore~(以上のことから〜) は大学受験でよく見てきた馴染み深い表現ですが、オランダやベルギーの先生の論文では Consequently や Accordingly が当たり前のように使われていて、読めずに辞書を引くことになりました(笑)。ほぼ同じ意味なのだから「統一しといてよ〜!」と心の中でつぶやきましたが、世界の基準で見れば日本語こそ海外の人に「統一してほしい」と思われてもおかしくないので、大人しく飲み込んでいます(笑)。そしてもうひとつ、For example~(例えば) と For instance~ の違いも印象的でした。日本人研究者の論文では前者がよく使われていて慣れているのですが、海外の先生は後者を使う傾向があり、調べた限りではどちらを使っても大きな違いはなさそうです。ただ、私としては読み慣れた前者のほうがスムーズに読めるので、ちょっとありがたい存在でした。

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